ありがとう

毎日母の部屋に入っては荷物の整理をしています。
整理整頓が下手な人だったのでいろいろなものがあちこちに存在し、意外なものにでくわします。
今日は新たな日記というか、メモ帳をみつけました。これで4冊目。時系列には並んでないけど、だいたいあのころのことだなってことは想像がつきます。

「雨上がりの散歩
私は雨上がりの神社の散歩が大好き。
マイナスイオンが一杯で足が健常者なら何べんも往復したい。
時々しげる木々の葉からポツンと水が滴る。においもいい。
横で子供が水溜りでびちゃびちゃとお母さん泣かせの遊びをやっている。
幾度も深呼吸をして足を高くあげ、ゆっくりと歩く。
神社前の大学も大好き。若者のハズム声に私も耳をそばだてる。
突然若者が大声で笑う。横の二人も笑う。何で?私も笑う理由がしりたい。
でもすぐに行きすぎてしまう。バアサンの出る幕まったくなし。
スタイル抜群の女子学生。その後ろ姿に見とれる。ヒップが二人ともいい。
私にはないものばかりだ。ずっと追っかけた。
もうすぐ文化祭。去年は学生さんに声をかけられ、焼きそばを買った。おいしい。
今年も買うつもり。」

身体障害者で足が不自由だったお母さん。
ずいぶん無理をさせたね。
私が甘やかすと自立できないと思っていたんだよ。
何でも一人でやらせたね。
どこへでも一人で行かせたね。
今となっては後悔してます。
入院中も努力が足りないって怒ってごめんね。
気の持ちようで病気なんか治るなんて言ってごめんね。
70年以上生きてそろそろ疲れてたんだよね。

このブログに少しずつお母さんの短歌を
載せるね。

知らないうちにこっそり書いてたのね。
たくさんメモを残してくれてありがとう。
私はそれだけでお母さんを感じることができるよ。

ありがとう。お母さん。
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# by LuckySevenStars | 2006-07-18 22:41 | 母の日記 | Comments(2)

巻き寿司

2006年6月24日、最愛の母が亡くなりました。ほんの2ヶ月前、背中が痛いというので病院に連れていったところ、そのまま入院、癌発見。あれよあれよという間に体力が落ち、意識も混濁し、呼吸不全となり帰らぬ人となってしまいました。
まさかいなくなるとは思わなかったので、今まで作ってもらっていた料理のレシピなんてまったくありませんが、舌を頼りに母が作ってくれた数々の料理を再現しようと思います。
存命中はすべて母まかせでまったく何にもしなかった私ですが、お母さん、だいじょぶよ、ちゃんと生きていくから。ごはんもコンビニ弁当なんか買わないよ。インスタント食品もできるだけやめるから。最後までこんな私の心配してくれてどうもありがとう。

というわけで、今日は母が得意だった巻き寿司をつくりました。
記憶を頼りに、まず買い物。干ししいたけをもどしている間にお店へ。
海苔、三つ葉、かんぴょう、桜でんぶ、きゅうり、卵。
かんぴょうは塩もみして茹でました。しいたけを甘辛く煮て、ついでにかんぴょうも投入。
結構いい味になりました。三つ葉を軽く茹でて色止めし、きゅうりは細長く切るだけです。
砂糖、塩、出汁と卵4個を混ぜて卵焼き器で焼き、厚焼き玉子の完成です。

いざ巻き簾で巻こうとすると何しろ初めての体験なのでなかなかうまくいかず。ごはんははみだすし、具ははみだすし、それでも3本目ぐらいから要領覚えました。海苔にも裏表があるのね。向きも考えないといけないのね。

合計8本巻きました。ひとりじゃ食べきれないので母がお世話になった方々に配ってまいりました。結局私が食べたのは端っこだけです。でも母を思い出せる味の巻き寿司ができて幸せでした。

来週は何をつくろうかなあ。。。
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# by LuckySevenStars | 2006-07-17 18:27 | 料理 | Comments(0)

お料理日記


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