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青玉案 元夕

作者:辛棄疾

東風夜放花千樹、更吹落、星如雨。
宝馬雕車香満路。  
鳳簫声動、玉壷光転、一夜魚龍舞
蛾児雪柳黄金縷、笑語盈盈暗香去。
衆裏尋他千百度、驀然迴首、
那人却在 燈火闌珊処。




こち(東風)吹く夜の花灯籠、風に吹かれて千の星のようにきらめく。
着飾った馬、瀟酒な車、道いっぱいにひろがる良い香り。
笙の音は響き、灯籠は光りながら回り、龍舞は夜通し続く。
縁起物の飾りに金の糸きらきら、笑い声満ちてどこからともなく香り漂う。
元宵節の夜、人ごみのなか、あなたを探して何度も何度も尋ね歩いたのに、
ふと振り返ればそこにいた。消えそうな灯籠のすぐそばに。
by LuckySevenStars | 2010-03-03 17:42 | 雑記 | Trackback | Comments(0)