残暑 西瓜 阿波踊

会ふ人の顔の濃くなる残暑かな
宿題に向き合ひ始む残暑かな
頭よりエクトプラズム出づ残暑
湯の中を歩くが如き残暑かな
一玉の西瓜居座る四畳半
臨月のやうに西瓜の運ばるる
西瓜喰ぶ西瓜に顔を埋めつつ
阿波踊小六も見るや蜂須賀連
一年の鬱憤晴らす阿波踊
見る者も思わず知らず阿波踊

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# by LuckySevenStars | 2017-08-28 14:18 | 俳句 | Comments(4)

解夏 新涼 撫子

雲水の解夏の法鼓の猛々し
解夏の朝厨に響く笑ひ声
安居明け下界に還る僧の列
解夏の朝懺悔の僧の顔緩む
新涼にほつとしている草と木樹
涼新たひとつの事の終わりけり
庭隅にけふ新涼を見つけたり
撫子の数多集ひて姦しし
撫子の齢五十となりにけり
撫子や健気とも強しとも云ふ

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# by LuckySevenStars | 2017-08-02 11:32 | Comments(0)

兼題 香水 青田 海月

モンローの纏ひし香水買ひ求む
銀座の夜香水の香の往交ひぬ
毒と云ふ香水纏ひいざ出陣
フクシマに村と青田の戻りけり
青田面するする滑り行く電車
青田面雲の形に抉らるる
こんな日は海月になりて漂はむ
貴婦人のやうにくるりと舞ふ海月
火星にも朋有りと聞く水海月
エフ分の一の揺らぎの海月かな
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# by LuckySevenStars | 2017-07-10 15:07 | 俳句 | Comments(2)

お料理日記


by LuckySevenStars